~その15~
「自己イメージの固定化は、
あなたの成長を阻む」
「私は〇〇な人間だ」と考えて、その
通りにふるまえばふるまうほど、あた
たの現状のブリーフシステムは、より
強化されざるをえません。
つまり、現状のままほうっておけば、
あなたのブリーフシステムは外から
の情報によってどんどん強固になり、
自己イメージも固定的になっていく
のです。
例えば、年齢を重ねるにつれ、老人
が頑固でものわかりが悪くなる傾向
にあるのは、「私は〇〇な人間だ」
というふるまいを繰り返すことで、
固定的なブリーフシステムがどん
どん強化されていくからです。
その結果、世の中が激しく移り変
わり、若者をとりまく状況が過去
とはまったく違ってしまったのに、
「いまどきの若者は・・・・・」
と時代錯誤の説教が繰り返し口を
ついて出るわけです。
このように、現状の固定的なブリ
ーフシステムを維持することは、
その人にとって成長を妨げる最大
の原因といえます。
「自分らしくありたい」と考えて
はいけないということではありま
せん。
問題は「自分らしく」というとき
の「自分」の中身です。
その「自分」が昨日までと同じ自
分であれば、大きな飛躍は望むべ
くもありません。
次回、「ブリーフシステムを壊し
て自己イメージを変える」をお伝
えします。