~その10~
『「したい」に変える早道は
アティテュードを変えること』
ほとんどの人が「しなければならない」
という考え方を持っているのは、実は
誰かにそう聞かされ、刷り込まれてい
ることが原因です。
はっきり言えば、その刷り込みを行っ
たのはたいていは親であり、学校の先
生もそこに一枚嚙んでいることでしょう。
その結果、ほとんどの人は目の前のあ
らゆる課題を「しなければならない」
というブリーフで捉えているといえま
す。
これを「したい」「選ぶ」「好む」に
変える早道は、アティテュード(態度)
を変えることです。
アティテュードとは、何か出来事が起
こったときに、それに向かうか離れるか
という行動の性向(方向性)のことを
指しています。
なぜ、アティテュードが問題なのかと
いえば、アティテュードの背後にはブ
リーフシステムが存在しているからです。
ブリーフシステムとは、信念が集まって
できあがった脳内の統合的システムです。
あなたの思考・思い込みなどです。
アティテュードをどのように変えれば
よいか?
課題に対してこれまでとってきたアテ
ィテュードをどのような方向でも構わ
ないから、とにかく変えてしまうだけ
の話です。
例えば、親からきわめて抑圧的な教育
を受けていたせいで、親や目上の人に
一切逆らえなかった人が、ある時親を
初めて怒鳴りつけたという例があります。
すると、その人は、次の日からまるで
別人のように自由に意見をいう活発は
人に変わってしまいました。
アティテュード(態度)を変えると、
このようにブリーフシステムに劇的な
変化が訪れます。