~その4~
「人は目で見ているわけではない」
なぜ、スコトーマができてしまうのかを、
少しマインド(脳と心)のメカニズムから
解説します。
人は、目で見ているわけではありません。
確かに光は目に入ってきます。しかし、
脳の中で入ってきた光を変換しています。
今まで条件付けされたことや教えられた
ことをもとに変換されるのです。
それらが目から入ってくる情報とそぐわ
なければ、脳は見えなくしてしまうので
す。今の現実と合わなければ、光を排除
してしまうのです。
つまり、脳は見るものを決めてしまって
いて、それ以外を排除しているのです。
聞くこと、見たことに対して、それが
すべてだとは思わないでください。
なぜなら、その瞬間、あなたは見えない
ものがますます多く生まれてしまうから
です。
たとえば、親や先生、新聞やインターネ
ットの情報も、それがすべてだと思わな
いようにしましょう。
そうしないと、すぐに脳と心はロック・
オンされてしまって、他の情報が見えな
くなってしまうからです。
ですから「自分にはスコトーマがある」
ということを念頭において生活するよう
にしてください。
私たちにとっての真実とは、「私たちが
真実と思っていること」にすぎないので
す。
もちろん、その信念のもとになったもの
というのは、常に時代遅れであるという
のが現代社会です。
しかし、多くの人が、自分の信じている
真実が永遠ですべてというように思い込
んでしまっています。