~その3~
「心理的盲点=スコトーマ」
「スコトーマ」とは、ギリシャ語が語源で
「盲点」のことです。眼科の医学用語で、
視覚の盲点のことです。
世界的な心理学者であり自己啓発界の
アメリカの権威であるルー・タイス氏
がそれを心理用語として使いはじめま
した。
いわゆる心理的盲点のことを「スコトー
マ」といってます。
私たちの世界はスコトーマだらけです。
意識してないだけで、自分が見ている
世界はボロボロと情報が抜け落ちた世
界だということです。
ですから、まずは、あなたの見ている
世界はスコトーマだらけだということ
を認識してください。
そのスコトーマだらけの世界がどうい
うふうに出来上がってきたかというこ
とを少し説明します。
そのキーワードは「重要性」です。
その重要性はリアルタイムで変わるの
です。
そして、スコトーマについての重要な
概念は、
「私たちは何が本当に欲しいのか
しらない」
ということです。
とりあえず現状の中で、これが欲しい
と思っているだけなのです。
逆向きの言い方をすれば、思わされて
いるだけ。それが、社会・親・学校の
先生・テレビ・広告代理店などによっ
て思わされているのかもしれないので
す。
私たちは何が重要であるという信念を
子供のときから、誰かに知らず知らず
のうちに埋め込まれてきているのだ、
ということをしっかり認識してくださ
い。
つまり、本当に欲しいもの、重要なも
のは自分自身が知らない可能性が高い
のです。
たとえば、私の知り合いにアメリカの
外科医をしている日本人の医師がいま
す。
彼は、年収8,000万円ですが、40歳位
になってやっと、私は医師になりたい
のではなかったと気づいたのです。
彼は、親・親戚の多くが医師の家系で
育ち、医師という職業だけにロックオ
ンしてたのに気が付いたそうです。
次回、「なぜ、スコトーマができて
しまうのか?」をお伝えします。
お楽しみに!