「やりたくないことをやめる思考実験」
「やりたくないけど、やらねばならない」
ことばかりを我慢してやっていきながら、
「頭をスッキリさせて勉強・仕事のパフォ
ーマンスを上げたい」と言ってもそれは
無理な話です。
頭がスッキリし、パフォーマンスが上がり、
潜在能力が引き出されるのは、やりたい
ことをやっているときだけです。
次のような思考実験をしてみてください。
①まず、「やりたくないこと」を書きだす。
数は5~10個。中身は家庭・仕事など
なんでも結構です。
②次に、その「やりたくないこと」リスト
の中で、あなたが一番やりたくないこと
を選びます。
③そして、その「やりたくないこと」を
やめてみる、ということがすぐにでき
ればよいのですが、多くの人はそこで
躊躇してしまいます。
ですから、まず思考実験の中で、一番
やりたくないことをやめてみるのです。
この思考実験をしてみると、やめても
意外となんでもないことに気づきます。
例えば、会社の飲み会がいやだった場合、
コロナ禍で飲み会がなくなった経験を
してみると、飲み会がなくても問題ない
と感じる。
「自分が飲み会にいかねばならない」
と思っていただけだったりする。
「やりたくないことをやめる」思考
実験をしてみると、自分の仕事、自分の
生活の中に、「いやいややっていたけれ
ど、本当はやらなくてもよかったこと」
がたくさんあることに気がつきます。
それは、あなたにとって
「やりたくないことを我慢してやる」
ということがコンフォートゾーン
(習慣的の慣れ。あたりまえの状態)に
なっていて、「やらなくても大丈夫」と
いうことがスコトーマ(心理的盲点)に
隠れて見えなかったからです。
思考実験でスコトーマ(心理的盲点)が
はずれ、これまで見えなかった可能性が
見えてくるのです。