「未来が過去をつくる」
「仮想の自分」と「過去の自分」を
一度ゼロにして、自分が本当に望む
ものを自分のモノサシで選び直すことが
「自分を変える」と言うこと。
では、どうすれば「これまでの自分」
を丸ごと捨てることができるのか?
まず、時間に関する考え方を反転します。
私たちは、一般的に「時間は過去から
現在、未来へと流れている」と考えて
います。育った環境の影響が大きい。
自分が川の真ん中に、上流の方を向いて
立っていることを想像してください。
上流から赤いボールが流れてきます。
手を伸ばしてそのボールを取るか否か
はあなた次第。赤いボールを取らなか
ったとしましょう。
しばらくすると、次に青いボールが
流れてきます。しかし青いボールが
流れてきたのは、あなたが赤いボール
を取らなかったこととは何の関係も
ありません。
ただ青いボールが流れてきた。
それだけです。
つまり「赤いボールを取らなかった」
という過去は「青いボールが流れてきた」
という未来とはなんの関係もなく、過去は
未来になんの影響も与えていないのです。
このように、時間は川の上流という未来
から、あなたが立っている現在へ、
そしてあなたの後方の過去へと流れて
いるのです。
過去が未来をつくるのではなく、
「未来が過去をつくる」のです。
この考え方がとても大事です!
「よい未来」から逆算して見れば、
どんな現在も過去も、「よい未来」を
つくるために必要な出来事なのです。
「時間は未来から過去へ向かって
流れている」
「過去は自分の未来に影響を与えない」
「未来が過去をつくる」
「未来は最高だと確信すれば、
過去も現在も最高である」
この原則を自分のものとして、
この原則のとおりに時間を理解
する人だけが、過去にも現在にも
とらわれず、望む未来をつくる
ことができます。