「すべての感情を娯楽にしよう!」
とはいえ、よほど心の修練を積んだ人を
除いては、
「腹が立つ」
「アイツが嫌い」
「悔しい」
などの感情が生じるのを止めることは
できません。人間はいろんな感情が生じて
自然だからです。
では「感情に振り回される」というゴミを
捨てるコツを教えましょう。
それには「すべての感情を娯楽にすること」
これが感情のゴミとつきあつ根本原則です。
必要ではないが、あってもよいものを
「娯楽」といいます。
現代の私たちにとって、感情は娯楽なのです。
では、なぜ娯楽にするのでしょうか?
私が言いたいのは、「振り回されても意味の
ない感情に振り回されるな」ということです。
例えば、イライラや嫉妬や悲嘆などの
感情で頭の中がいっぱいで、他人に
八つ当たりをしたり、問題の解決方法を
冷静に考えられなくなったり、目の前の
仕事をしくじったり、そういうことは
よくないでしょう?ということです。
「悲しさ」「寂しさ」などさまざまな
感情を知ることは人間として重要です。
しかし、それらの感情にいちいち振り回
される必要はないのです。
娯楽として味わっておけば、振り回される
ことはありません。感情を娯楽として味
わうという時点で、すでに抽象度が上が
っているからです。
「ゴールに意味のある感情のみ許せ!」
「感情を娯楽にせよ」と書きましたが、
そんなむずかしいことはできない・・・
と不安になった人もいるかもしれません。
しかし、心配する必要はありません。
要は「ゴールに無意味は感情は自分に
許可しない」というルールを自分に課す
だけです。脳の前頭前野の情報処理に
介入するのです。
そうすれば、ただ単に「嫌い」「イライラ
する」「さみしい」などの感情は自然と
消えていくでしょう。
一方、ゴールに向かって挑戦したが、
満足できる結果ではなかったための
悔しさやイライラというものもあり
ます。
これらはゴール実現に意味のある感情
です。ですからこの感情は存分に味わ
ってよいのです。
最後にまとめると、感情のゴミを捨てる
コツは、
①すべての感情を娯楽にすること
②ゴールに無意味な感情は捨て、ゴールに
意味のある感情だけを味わうこと
その基本にあるのは、抽象度を高く上げ、
ゴールを設定し、すべての行動をゴール
のために行うことです。
ゴール達成へ向けて前進しましょう!