「幸福感を目的にするな!」
ゴールに関係のない感情はすべてゴミ
である、と言いました。
では、「楽しい」「嬉しい」「幸せ」
といったポジティブな感情は、どうで
しょうか?
「楽しい」「幸せ」などのプラス感情は
一般的にはよいものとされています。
しかし、「ある条件に合致してしまうと
プラスの感情もゴミである」のです。
その条件とは、「楽しい」「幸せ」
といった感情そのものを目的にすること。
そうしたとたんに、一見ポジティブな
感情もゴミになるのです。
例えば、おしゃれが好きな人にとって、
服を買うことは楽しみであり、その人に
とっての幸福感の源でしょう。
しかし、高いお金を出して買ったお気に
入りの服が汚れたりほつれたりした
とたんに、嫌な気分になってしまう
のです。
このように、「楽しい」「幸せ」
「嬉しい」などの気分は、風向きが
変われば瞬時に吹き飛んでしまう
ものなのです。
吹き飛んでしまうものを目指しても
手に入れたと思ったら消えてなくなる。
一生その繰り返しです。
目指すべきは、「楽しい」「幸せ」
「嬉しい」という気分ではありません。
目指すはゴールです!
ゴールに近づく副産物として、「楽しい」
「幸せ」「嬉しい」などのプラスの感情を
感じ、それをさらなる前進のモチベーション
としているのです。
ゴールに向かう道程には苦しさもあれば
楽しさもあり、苦しくても楽しさがある。
別の言い方をすれば、抽象度の高い
ゴールに向かって生きている人は、
苦しさも関係なく、ただひたむきに
生きているのです。
目的はあくまでゴールに向かって
いくこと。ゴールと関係ないものは
すべて「ゴミ」です。
AとBのどちらかを選ぶ時に、多くの人は
「こっちが楽しそうだから」
「こっちがラクそうだから」
という基準で判断します。
しかし、ゴールを持つ人は、AとBの
どちらかゴールに意味があるか、
どちらの方がゴールに近づけるかを
合理的に判断するのです。
目的はゴールで、副産物として
「嬉しい」「楽しい」「幸せ」など
のプラスの感情を感じ、更なる前進の
モチベーションとするのです!