「マインド(脳と心)は押されたら
押し返す」
モチベーションには2つあります。
①恐怖に基づくモチベーションで
「強制的動機付け」といいます。
②価値に基づくモチベーションで
「建設的動機付け」といいます。
一つ目の「強制的動機付け」は
どのようなものでしょうか?
その人が発する言葉を聞けばすぐに
わかります。
「しなければならない(have to)」が
口癖です。
その後に言葉として発するかどうかは
別として「さもないと」という考えが
必ずついてきます。
「会社にいかなければならない、
さもないと失業する」
「期限までに仕上げなければ、
さもないと顧客の怒りを買う」
というように「さもないと」に続く
恐怖に基づいて、行動を無理やり
起こそうとします。
しかし、これではやる気にさせるには
限界があります。
「しなければ」と思っていると、
その強制に対して無意識に抵抗します。
部下や子供に強制すると、すぐに
跳ね返ってきます。
このようなマインド(脳と心)の働きを
「プッシュ・プッシュバックの法則」と
言います。
マインド(脳と心)は押されたら、
押し返すのです。
この押し返しは「創造的回避」という
形で現れます。
強制された仕事や与えられた用事に
対して、自分にはできないという理由を
創造的に考えたり、なかなか手を付け
ずに先延ばしにしたりします。