「現状の外のゴールとは、
より抽象度の高いゴールである」
ゴール設定の重要なルールの一つとして
「ゴールは現状の外に設定する」
があります。
その時に、どうやったら「ゴールは
現状の外に設定する」ことができる
のだろうかと疑問に思った方も多い
と思います。
また、「ゴールは大きければ大きい
ほど良い」といってもピンと来なかった
方もいるでしょう。
その答えは、いままで自分が持っていた
ゴールの抽象度よりも、より高い抽象度の
ゴールを設定すればいい、ということに
なります。
例えば、多くの人が設定しているゴールは、
自分に関してのことです。
「自分は何が欲しい」
「自分は何ができるようになりたい」
など、自分についてのゴールです。
自分というのは、一番抽象度が低い
ものです。そのため、自分の幸せだけを
考えたゴールでは、一番抽象度の低い
ゴールになります。
自分だけが幸せになるより、家族・組織・
日本人・世界中の人々も幸せになった方が
より幸せになります。
このように、自分を含めた、より大きな
存在に対してゴール設定していくと、
現状の外のゴールになるはずです。
抽象度を上げたところにゴールを設定
すると、そのゴールを達成するための
方法が一旦、わからなくなるでしょう。
しかし、それでいいのです。
それこそが、現状の外のゴールになります。
また、より抽象度の高いゴールを設定すると、
自分の重要なものが大きく変わることになり
ます。
重要なものが大きく変わった結果、
いままでスコトマ(心理的盲点)に隠れ
て見えなかったじょうほうがRASを通じ
て怒涛のように押し寄せてくるでしょう。
言い換えれば、ゴール達成方法が次第に
見えてくるということです。
まずは、いままで自分が持っていたゴール
より、一段上へ抽象度を上げてゴール
設定してみましょう。
組織に所属している人は、2段階くらい上の
ポジションの視点で常に物事を考えるように
してください。
そういう人が、リーダーになっていきます。
そして、リーダーとなったならば、
もちろん自分の組織だけでなく、
業界、国、世界レベルの視点のゴールを
考えるのです。
いままで、見たこともない世界が
目の前に広がり始めます。