「コンフォートゾーンを維持する
ための機能<ホメオスタシス>」
自己イメージとコンフォートゾーン
の関係を理解するために、エアコン
を例えにして考えてみましょう。
自己イメージは、部屋の温度を調整
するサーモスタットのような調整機能
として働きます。
室温を25度にセットしておくと、
25度以上になれば、エアコンの
サーモスタットにより電気信号が
送られ、冷却機能が働き温度を
下げます。
そして、25度以下になると、今度は
加熱機能が働きます。
私たちの自己イメージもエアコンの
快適温度と同じです。一旦、「私は
こうだ」というイメージを自分に
持ってしまうと、これを維持しよう
とするのです。
それがホメオスタシス=恒常性維持機能
と呼ばれるものです。
ホメオスタシスはすべての動物にある
ものですが、人間は脳が進化したことに
よって身体だけでなく、イメージの
世界にまでホメオスタシスを広げる
ことができるようになっています。
例えば、ホラー映画を観ていると、
怖い場面だはビクとしたりする
でしょう。
ストレスがなく緊張もない、慣れ親
しんだコンフォートゾーンという
のはそれほど居心地がいいものなの
です。
しかし、それは居心地のいい牢獄でも
あります。あなたが本来持っている
潜在能力を発揮させず、自己イメージ
によって限界をつくられた空間の中に
閉じ込めてしまうものでもあるのです。