「実際の可能性ではなく、信念のレベル
で行動を制御している」
ここで言う「信念」をは、自分の体験に
よってつくられた信念と、他者からの言
葉を受け入れた結果としての信念との両
方を合わせた内容を意味しています。
例えば、子供の頃にコーヒーを飲んで、
ひどく苦くて嫌な体験をしたというよう
な場合には、体験的な情動記憶としての
「信念」ができます。
一方、子供の頃に母親から「コーヒーは、
カフェインが入っていて体に悪いから飲
んではダメ」と𠮟られたというような
情動記憶がある場合には、「カフェイン
は体に悪い」という他者からの言葉を
受け入れた結果としての「信念」ができ
あがります。
いずれの信念も、コーヒーを飲まないと
いう行為、あるいは「コーヒーにします
か、紅茶にしますか?」という時に紅茶
を選ぶというようなアティテュード(無
意識の判断)に影響を与えます。
このような情動記憶によってできた
「信念(ブリーフ)」が集まって、無
意識の行動や判断を規定するシステ
ムがマインドの中に作り上げられてい
きます。このシステムを「ブリーフ・
システム」と呼びます。
つまり、人はこのブリーフ・システ
ムに則った行動を取るようになって
いるのです。ブリーフ・システムに
よってあなたの人生がつくられてい
ると言っても過言でなないのです。
重要なことは、「信念」を、つまり
「ブリーフ」を変えずに行動を変更
しようとしても元に戻ってしまう、
ということです。
いずれにしても、私たちのパフォー
マンスは、実際の可能性ではなく、
自分の信念によって決まるという
ことです。
自分で自分の信念に気づくことが
なかなか難しいのが現状ですね!
そのため、プロのコーチにコーチング
を受ける必要がでてくるのです!