「マインドの基準がパフォーマンスを
決める」
前回説明しました「セフルレギュ
レーション」によって、私たちは
同じような結果や成績しか手に入
れることができなくなっています。
これをキャンセルできれば、私た
ちの人生はこれまでの期待以上に
進んでいくのですが、「セルフレ
ギュレーション」は思っている以上
に強力に私たちに作用します。
例えば、ある野球チームがいつも
負かされている県内ランク1位の
強豪チームと戦ったとします。
その日は調子が良くて8回まで1点
リードの状況となりましたが、9回
で逆転されて負けました。
とてもよくあることです。
しかし、今後勝ちたいのであれば、
考えなければいけません。本当に
実力で負けたのか?ということを
です。
そもそも実力もなく、運だけでは
1点リードの状態なんかになりま
せん。実力はあるのです。
では、なぜ負けたのか?
みなさんはもうお分かりですね。
セルフレギュレーションによって、
ブレーキがかかったのです。
自分たちはいつもその強豪チーム
に負けているチームだという「基
準」があり、勝利を掴みそうになる
ということは「基準」から外れる
ことなのです。
人はそれが怖いのです。負けたの
は自分たちの基準以上の結果が出
そうだったからです。
これが「創造的無意識」による
修正行動なのです。
私たちは、今言ったセルフレギュ
レーションによる「基準」で無意
識に行動しています。
この基準は、過去の結果や、過去に
人から言われたことを受け入れる
ことによってつくられます。
問題は、それを受け入れて、それ
を「基準」にしてしまったことです。
この「創造的無意識」によるセルフ
レギュレーションは、スポーツでも
仕事でも、個人でも組織でも同じよ
うにいつも働いています。
だからこそ、「無意識」に保存され
ている「基準」を高める必要がある
のです。