「情動記憶が未来の行動を決めている」
人間の成長を妨げるものとして自分が
置かれている環境がまず思い浮かぶと
思います。
そして、自分を変えようと思った時には
はじめに環境を変えようとするでしょう。
しかし、環境のような自分の外側よりも、
自分の内側にあるものこそが成長を妨げ
ていることが往々にしてあるのです。
ですから、自分の人生を変えようと思った
り、成長しようと思ったら、自分の内側に
目を向ける必要があります。
私たちの「無意識」に保存されてる「情動
記憶」、これがその内側の代表的なものの
1つです。
それでは、情動記憶とは何でしょうか?
情動とは感情のことで、失敗したこと、
怖かったこと、辛かったこと、嬉しかっ
たこと、楽しかったことといった感情を
伴った記憶を情動記憶といいます。
例えば、失敗した情動記憶がある場合、
「また失敗したらどうしよう?」とネガ
ティブな思考が生まれてしまい、行動す
ることをやめてしまうことがあります。
逆に、とても楽しかった体験がある場合、
「また楽しい思いができる」と考え、
「もっと楽しい思いをしたい」と判断し
て、積極的な行動を取ります。このよう
な情動記憶によって起こる行動の方向性
を「アティテュード」と呼びます。
アティテュードは、ネガティブな情動記
憶なのか、ホジティブな情動記憶かに
よって大きく変わってきます。
つまり、どんな情動記憶を持っているかで、
私たちの判断や行動は変わってきてしまう
ということです。
あなたの判断や行動が変われば、あなたの
未来も変わりますから、もしも未来を変え
たいと思うのであれば、情動記憶を変える
必要があります。